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愛犬に「CT検査を受けたほうがいいかも」と言われると、とても不安になりますよね。
CT検査では何がわかるのか。
全身麻酔は必要なのか。
MRI検査とは何が違うのか。
費用はどのくらいかかるのか。
私自身も、愛犬のポメラニアンが首を痛がるようになり、検査の選択肢としてCT検査の話が出ました。
最終的に、MRI検査を受けると同時にCT検査も受けています。
この記事では、犬のCT検査について調べた内容と、実際に愛犬がCT検査を受けたときの体験をもとに、飼い主目線でわかりやすくまとめます。
※この記事は飼い主の体験と一般的な情報をもとにしたものです。検査や治療の判断は、必ず獣医師に相談してください。
犬のCT検査とは?
犬のCT検査は、X線を使って体の断層画像を撮影する検査です。
レントゲンもX線を使いますが、CTでは輪切りにしたような画像を確認できます。
そのため、骨や臓器の配置、構造などをより詳しく見るために行われます。
犬のCT検査は、すべての動物病院で受けられるわけではありません。
設備のある大きな病院や二次診療施設での検査が多いようです。

うちの子も、かかりつけの病院で詳しい検査が必要になり、CT検査設備のある大きな病院へ紹介してもらいました。
犬のCT検査でわかること
CT検査は、骨や体の構造を詳しく確認するのに向いている検査です。
たとえば、次のような病気や異常の確認に使われることがあります。
- 骨の異常
- 椎間板ヘルニア
- 腫瘍の有無や広がり
- 肺や胸の中の異常
- 鼻の奥の異常
- 血管の異常
- 外傷や骨折の詳しい状態
CT検査で、必ずすべての原因がわかるわけではありません。
症状や疑われる病気によって、CTが適している場合もあれば、MRIの方が適している場合もあります。
レントゲン検査との違い
レントゲン検査は、平面的な画像で体の状態を把握する検査です。
一方でCT検査は、輪切りのような断面画像を撮影できるため、レントゲンだけでは重なって見えにくい部分も確認しやすくなります。
| 項目 | レントゲン検査 | CT検査 |
|---|---|---|
| 画像の見え方 | 平面的に見る | 断面画像で見る |
| 得意なこと | 骨、胸、腹部などの大まかな確認 | 骨や体の構造をより詳しく確認 |
| 検査時間 | 比較的短い | 撮影部位や範囲による |
| 麻酔 | 不要なことも多い | 犬では全身麻酔や鎮静が必要になることが多い |
| 受けられる場所 | 多くの動物病院 | 設備のある病院に限られる |
レントゲンで大まかな状態を確認し、それでも原因がはっきりしない場合や、より詳しく確認したい場合にCT検査が検討されることがあります。
CT検査とMRI検査の違い
CT検査とMRI検査は、どちらも体の中を詳しく見るための精密検査ですが、仕組みも得意なことも違います。
| 項目 | CT検査 | MRI検査 |
|---|---|---|
| 主な仕組み | X線を使う | 磁気と電波を使う |
| 得意な部位 | 骨、石灰化、肺、鼻腔、体の構造など | 脳、脊髄、神経、椎間板など |
| 画像の特徴 | 骨や体の構造を立体的に見やすい | やわらかい組織や神経まわりを見やすい |
| 検査時間の目安 | MRIより短いことが多い | CTより長いことが多い |
| 麻酔 | 必要になることが多い | 必要になることが多い |
CTは骨や体の構造を見るのが得意で、MRIは脳や脊髄、神経などを見るのが得意です。
「首が痛いなら必ずMRI」「ヘルニアなら必ずCT」と単純に決められるものではありません。
どちらの検査が必要かは、症状、疑われる病気、犬の体の状態、病院の設備によって変わります。

うちの場合は、最初にCT検査をするはずが、痛がっているのが首まわりだったため、MRIでしかわかりにくい病気の可能性もあると言われました。
最終的にはMRI検査を受けることになり、同じ日にCT検査も行いました。
犬のMRI検査については、こちらの記事で詳しくまとめています。
犬のCT検査は全身麻酔が必要?
犬のCT検査では、全身麻酔や鎮静が必要になることが多いです。
CTは、撮影中に犬が動いてしまうと正確な画像が撮れません。
人間なら「動かないでください」と言われれば我慢できますが、犬にはそれができないため、麻酔や鎮静をかけて撮影することが一般的です。
うちの子は9歳で、体重は4.5kgほど。
年齢的にも決して若くはないので、「本当に麻酔をかけて大丈夫なのか」という不安はかなりありました。

飼い主として一番不安なのが、この麻酔だと思います。
私も、検査そのものより全身麻酔への不安が大きかったです。
心臓病がある場合は麻酔リスクの確認が大切
うちの子は、CT検査やMRI検査を受ける前の段階で心臓病が見つかっていました。
心臓病があると、全身麻酔のリスクが高くなる可能性があります。
そのため、麻酔をかける検査を受ける前には、心臓の状態や全身状態を含めて、獣医師とよく相談することが大切です。
実際にうちの子の場合も、心臓病があることを踏まえて、麻酔のリスクについて説明を受けました。
CT検査を受けるにしても、MRI検査を受けるにしても、全身麻酔が必要になる。
検査の流れがスムーズなら1回の全身麻酔で2つの検査を同時うことが可能。
なので、麻酔の回数を少しでも減らした方がいい。
このような先生の判断から、MRI検査と同じ日にCT検査も受けることになりました。
もちろん、これはうちの子の場合です。
どの検査をどの順番で受けるか、同日に行うかどうかは、犬の状態や病院の判断によって変わることもあるので注意してください。
CT検査を受ける前に準備したこと
CT検査を受ける前には、病院から検査前の注意点や持参するものについて説明を受けます。
うちの場合は、MRI検査と同日にCT検査も受けたため、準備はMRI検査前の指示と同じ流れでした。
主に次のような内容です。
- 検査前の絶食
- 検査前の絶飲
- これまでの検査結果の持参
- 症状や経過を説明できるようにしておく
- 服用中の薬があれば伝える
- 持病がある場合は必ず共有する
また、症状の経過を伝えられるようにしておくことも大切です。
- いつから痛がるようになったか
- どんな動きをしたときに痛がるか
- 痛み止めで変化があったか
- 歩き方に変化があるか
- 食欲や元気はあるか
- 動画があるか
犬は病院では症状を出さないこともあります。
家での様子をメモしたり、可能であれば動画を残しておくと、診察時に伝えやすいです。
CT検査当日の流れ
CT検査当日の流れは、病院や検査内容によって変わります。
一般的には、次のような流れになることが多いです。
| 流れ | 内容 |
|---|---|
| 受付・問診 | 症状の経過、持病、服薬、食事の確認など |
| 検査説明 | CTで確認する目的、麻酔のリスク、費用などの説明 |
| 預かり | 愛犬を預けて、麻酔や検査の準備へ |
| CT撮影 | 麻酔や鎮静下で撮影 |
| 覚醒確認 | 麻酔から覚めるまで状態を確認 |
| 結果説明 | 撮影結果や今後の方針を聞く |
| お迎え | 体調を確認して帰宅 |
うちの場合は、MRI検査と同じ日にCT検査も受けました。
そのため、CT検査だけの流れとしては分けて考えにくいのですが、病院に着いてから愛犬を返してもらうまでの所要時間は、およそ2時間ほどでした。

撮影する部位、造影剤の有無、麻酔から覚めるまでの時間、病院の混み具合によって、所要時間は変わることがあるので注意が必要です。
検査後の過ごし方
検査後は、麻酔から覚めて元気そうに見えても、すぐに普段通りに過ごしていいとは限りません。
うちの場合、病院からその日の18時半くらいまで絶飲・絶食を守るように言われました。
また、その日は走らせたり、段差を上り下りさせたりせず、安静に過ごすようにという指示もありました。

麻酔後は、見た目には元気でも、体の機能が完全に戻っていない可能性があります。水やごはんの再開時間、帰宅後の過ごし方は、必ず病院の指示に従ってください。
CT検査でわかったこと
うちの子は受けたCT検査で、首だけでなく、腰などにもヘルニア予備軍のような所見があることがわかりました。
こちらについては、9歳という年齢もあり、先生からは年相応によく見られる範囲という説明を受けています。

ずっと元気でかわいいから気づかないけれど、ちゃんと歳をとっていて、シニアになったんんだな…と再認識させられました(笑)
CT検査を受けたからといって、痛がっていた原因がすべてCTだけで断定できたわけではありません。
ただ、体の中でどのような変化が起きている可能性があるのかを知る手がかりにはなりました。
首の痛みの決定的な原因とは言い切れないものの、MRI検査の結果から、脊髄空洞症という診断につながりました。
CT検査は、原因をひとつに決めるためだけの検査というより、犬の体の状態を詳しく知り、今後の判断材料を増やすための検査でもあるのだと感じました。
犬のCT検査にかかる費用
犬のCT検査は、一般的な診察やレントゲン検査に比べると高額になりやすい検査です。
費用は、撮影する部位、造影剤の有無、麻酔、体重、病院の設備、事前検査の内容によって変わります。
目安としては、次のような費用がかかることがあります。
| 項目 | 費用の目安 |
|---|---|
| CT撮影料 | 30,000円〜80,000円前後 |
| 造影剤を使う場合 | 10,000円〜20,000円前後 |
| 全身麻酔 | 15,000円〜40,000円前後 |
| 事前の血液検査 | 5,000円〜15,000円前後 |
| 読影料・画像診断料 | 5,000円〜15,000円前後 |

CT検査は、撮影料だけでなく、麻酔や事前検査、読影料などが加わることがあります。
そのため、事前に「CT撮影料だけでいくらか」「最終的な総額はいくらくらいになりそうか」を確認しておくと安心です。
実際にかかったCT撮影料(我が家の場合)
うちの子が県外の二次診療施設で受けたCT撮影料は、32,483円(税込)でした。
その他診断を受けるまでにかかった費用などについては、後日別記事にまとめたいと思います。
CT検査を受ける前に確認しておきたいこと
CT検査を受ける前には、次のようなことを確認しておくと安心です。
- CT検査で何を確認する目的なのか
- 鎮静や全身麻酔が必要か
- 持病がある場合、麻酔リスクはどう考えるのか
- 検査前の絶食・絶飲の時間
- 当日の所要時間
- 費用の概算
- 検査後の過ごし方
特に、心臓病や腎臓病などの持病がある場合や、シニア犬の場合は、麻酔について不安が大きいと思います。

不安なことは遠慮せず、検査前に獣医師に確認しておくことが大切です。
まとめ:CT検査は、犬の体の状態を詳しく知るための大切な検査
犬のCT検査は、骨や体の構造を詳しく確認するために使われる精密検査です。
レントゲンだけではわかりにくい部分を確認できる一方で、全身麻酔や鎮静が必要になることも多く、飼い主としては不安も大きい検査だと思います。
我が家の場合CT検査を受けて、「体の中で何が起きているのかわからない」という不安が少し減ったような気がしています。
CT検査をすすめられると不安になると思います。
でも、何を確認するための検査なのか、麻酔のリスクはどう考えるのか、費用はどのくらいかかるのかを事前に聞いておくことで、少し落ち着いて判断しやすくなるはずです。
大切なのは、自己判断で決めるのではなく、愛犬の状態をよく知る獣医師と相談しながら進めることだと思います。




